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邂逅(1939) [映画]

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レンタルを観終わった直後
実に良い映画を観たなと
久しぶりにしみじみした
その後欲しくなったDVDをぽちったアマゾンのコメントで
全く同じことを書いてる人がいて笑ってしまった
淀川長治は冒頭の解説でネタをバラしながら何度も
「キレイな映画」と表現していた
(なので映画鑑賞後に見ることをおススメする)

大人の恋の話である
だからこそ
邦画みたく陰々鬱々だったりドロドロとかしていない
劇中のヒロインの言葉が象徴している

人生はロゼ(ピンク)シャンパンのように軽やかに

もちろん人生も恋と同じで
喜びはほんの一瞬
あとのすべては苦しみや悲しみや切なさ
なのだろうけれど
きっと真剣に人生(恋)を生きている人ほど
それをあからさまにしないのだ
言葉にはせず笑顔のまま
口の端を一瞬ゆがめて見せたリする
それで伝わるのである
そりゃ、いろいろあるよと
いろいろあっても、そうするだけの価値があると
言葉ではなく体現しているのである
「粋」である
それも命がけの

劇中で歌われる「愛の喜び(Plaisir d'Amour)」

言うまでもなくプレスリーの
「好きにならずにいられない」の原曲である

しかし、この映画にまで
ニューヨークのクリスマスが登場するとは
思いもよらなかった
しかも街の雰囲気がシーのアメフロそのままである
(船のシーンはコロンビア号だ)
だから、この映画の中で流れている時間と
自分の知ってるシーの時間がシンクロして
心臓方面に迫ってきて仕方がない私なのだ

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ベイマックス: 福山で楽しむ極上アトラクション [映画]

初見は福岡、正月に家族と観た
2D字幕版だったのだが
迫力のあるアクションシーンが多く
是非3Dでも観たいと思ったのだ
そのときは4DXまでは想定していなかったのだが
せっかく福山で観れるんだし、送迎バスもあるし、休日だしぃ

で、行ってみたのである
コロナのHPで時刻表を調べ
福山駅北口から送迎バスに乗りこんだ
女子中高生グループや
若いカップルだらけだった
20150212bus.jpg

窓までラッピングされた車内は薄暗く
20150212mado.jpg
とても遊びに行くとは思えない
押しつぶれた気分になる

20分くらいで到着したコロナは遊技場だらけ
真面目でぼっちな私には居場所が無く
きっぷを買っていきなり3Dメガネを渡されてからは
(4DXは1300円余計にかかる)
入場時間まで大人しくベンチで待った

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4DXの部屋は、席数が
一番前のAからGまでの7列しかなく、横方向が多い
普通より大きいシートなのに番号が足元だけで
しかも極端に小さくてわかりづらかった
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シートベルトを探したが見当たらなかった
座った途端係員がやってきて
ポップコーンのバスケットは席に置けないと案内して回る
隣のカップルにーちゃんは仕方なく
バスケットを片手で持ち上げながら急いで食べていた

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覚えていた以上に全編にわたって
スピード感のあるアクションシーンがあり
その動と静、ギャグとシリアスの緩急が絶妙で
映画館では滅多に泣かない私が
場所もわかってて心構えしていたにもかかわらず
初回に続いて泣いてしまう寸前までいった
席が動き、傾き、振動し、風も吹いたりする4DX
(熱が無いのがつくづく惜しい)を味わい尽くすには
うってつけのスーパーヒーロー映画である
観客はきゃっきゃと歓声を上げながら楽しんでいた
4DXで観れば、USJのダーマンやランドのスタツアにも迫る
極上のアトラクションである(言い過ぎか)
シーの2万マイルやストームに並ぶよりは
価値があるんじゃないかな(言い過ぎか)
テケツ売場前のベンチでポプコーンをほおばりながら開場を待ち
丸腰で一文字アトラクションを思い切り楽しみませう

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6人の中で一番印象に残ったハニーレモン
癒し系で手が大きいのがすこぶる良い

なお21日からは「アナ雪」が4DXで再上映されるとのことです

おまけ

映画が終わったら終バスまで1時間あった
ここぞとばかり大人力を使い三吉町の大黒屋さんへ
いい気分だったから飲みたかったのである

2015年度玉子焼きNo.1を早々と決めた「山菜入り玉子焼き」
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まあ一度、食べてみんさいやあ

おとうさんが「濃いよ」というくらい濃くて旨い蕎麦湯
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これと割り子ばっかりは
まだまだおとうさんにはかなわないようだね>駅前


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アパートの鍵貸します(1960) [映画]

年末に借りて里帰りしたら
偶然、年末の物語だった
ストーリー、脚本、俳優、芝居、音楽、演出
どれもが100点満点の完璧な映画である
描かれているのは宇宙でもなくジャングルでもなく
古代ローマ帝国でも未来でもない
主人公は現代社会の1サラリーマン
日常中の日常風景、よくある痴話話である

【日常に神が宿る】
特にセリフは世間話に近く、スピードも早いので
字幕が追い付けないほどだ
その何気ない「普通の」会話が絶妙に重なり
ストーリーにどんどん深みを増していく様は
まるでバッハのフーガのようであり
「パルプ・フィクション」のようでもある
ヒロインを一般家庭で治療するシーンなど
この映画をリスペクトしてるに違いない

【ジャック・レモン】
セリフだけではない
流れるような手振りやしぐさなど
細かい演技に見られる日常性は
神がかりといっていいほどだ
これに表情や発声の抑揚
さらにコミカルな要素などを
一から創作したのだと思えば
この俳優の凄さには舌を巻く
本物の俳優である
ちなみに冒頭での独り夕食のシーンでは
「傷だらけの天使」のショーケンを思い出した
絶対影響を受けていると思う

【シャーリー・マクレーン】
2013年の映画LIFE(The Secret Life of Walter Mitty)で
80歳を目前にしてのその女子力に驚いたものだ
25歳時のこの映画では
登場シーンからオーラの違いを見せつけるが
圧巻はクライマックスでのあの笑顔である
いや、言い間違えた
あの笑顔こそがこの映画のクライマックスである
懸命に駆ける美少女の笑顔にかなうものなし

【皆まで言わない】
日常会話をまくし立てるような映画だが
肝心なことはいちいち言わない
男と女のことについては
暗黙の了解なのがいい
その共通認識の上に立って
お互いがお互いの立場で瞬時に行動する
主人公の場合、お人が良すぎて
さらに誤解を招き窮地に立つのだが
相手を思うからこそのその行動に
ヒロインだけでなく、観てる観客も
心を動かされるのである
こういうのを「粋」っていうんだろう

【ラストシーン】
それでも男は、好きな人には言わずにはいられない
それを女は軽くたしなめるのである
わかってるからこそ、でしょ?と
20150121apartment.jpg
平凡でいまいち盛り上がりに欠けるように見えて
含蓄に富んだ最高のラストシーンである

【たったひと言】
主人公とヒロインの心情や行動も
絶妙に時間をずらして折り重なって行く
その手際がまた実に見事だ
しかし、私にとってのこの映画の価値を
決定づけたのは、ひと言の、このセリフ

  That's the way it crumbles, cookie-wise
  (That's the way the cookie crumbles)

の、日本語訳である

  世の中なんて、そんなもの

みたいな感じではなくて

   成り行きだからね

とずばっと訳したのが
あまりにも凄すぎて唸ってしまう
この言葉が登場するたび
しみしみする私なのである
 





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映画「東京オリンピック」を見ずして1964年を語るなかれ [映画]

台風に台無しにされたこの連休中
テレビでよく話題にのぼるのは「1964年」である
今からちょうど50年前という節目であり
「新幹線」が登場し「東京オリンピック」が開催され
戦後日本の転換点になった年でもあったからだろう
特にこの2つは、主題としてよく取り上げられている

でもちょっと待ってほしい

「1964年」を語るなら
「東京オリンピック」を語るなら
まず、この映画を観なくちゃでしょう
20141013todvd.jpg
オリンピックの翌年に劇場公開された
市川崑が総監督の、3時間近い超大作であり
国内歴代2位の動員記録をもつ傑作である
私が傑作だと思う理由は次のとおり

・記録ではなくドラマであり、ドキュメンタリーではなく映画である
・人間中心の視点-アスリートだけではなく、
 観客や審判、整備員から
 沿道の一般大衆の表情まで丁寧に捉えていて
 当時の気分といったものが、ひしひしと伝わってくる
 「1964年を語るなら」と私が思う所以だ
・雨のしずくや食事風景、補給所の描写、
サスペンスぽい音楽(JAZZもあり)
 など、「感動を盛り上げる」とは異なる志向

【脚本の存在】
その序にいう
「この映画は純然たる記録であって、しかも単なる記録に止めてはならない」と
結果としてこの映画は、単なる記録映画ではなく、立派な映画作品となっているのだ。例をあげると
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競技場に向かうアベベの肩越しに、聖火台が見える
こんな映画のワンシーンのようなドラマチックな映像が
なぜ撮れるのか。その答えが「脚本の存在」である
起こりうる事柄を可能な限り予測して練り上げられた脚本だ
その脚本があることにより
現場のスタッフが、その場で起きた事を
監督の意図に沿うような映像に収める事ができたのだそうだ
これって、日常の仕事にも通じていて
予測できないということについ甘えて
その場限りの出たところ勝負になりがちだけれど
それでは組織的な仕事はできないのである
もちろん脚本には和田夏十がクレジットされている
市川崑経由ではなく和田夏十経由でこの映画にたどり着いた私は
その仕事ぶりにあらためて驚嘆するばかりである

【スター】
伝説の神永vsへーシンク戦や
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大松ジャパンはいうまでもなく
アベベのカッコいいこと!
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その表彰式での円谷の微笑
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そしてチャフラフスカの艶やかさ
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伝説のスターそろい踏みである

【50年前の東京】
ちょうど今から50年前の東京の
10月10日からの15日間がまるごと
この映画には詰まっている
そこに登場する人々の
ひたむきな熱意と
落ち着きやたたずまいといったもの
この50年に失ったものが何かを
次の50年に目指すべきものが何かを
教えてくれるような気がする
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The Secret Life of Walter Mitty(邦題「LIFE!」) (2013) [映画]

夢想癖の甚だしい男が主人公であり
前半から中盤までは空想シーンが続く
その、あまりの荒唐無稽さに途中で退屈してしまった
CGよりなるべく本物を使うという
こだわりもあったらしいのだが
残念ながら私には伝わってこなかった

伝わってこなかったといえば
作品中に使用された曲、たとえば
「エスケイプ」も
(ピニャコラーダの歌てキミ・・・)
「マンイーター」も
(ホール&オーツは好きなんだけど
 使うなら「ウェイトフォーミー」だな・・・)
「トム少佐の歌」も
(Dボウイの「スペース・オディティ」という曲らしい)
私に共感ポイントはなく、何も伝わってはこなかった

だが終盤からラストまでが素晴らしかったのである
ありふれた、ささやかな出来事が
ラストまで畳み掛けるように心地よく続く
その心地よさが素晴らしい
転換点となったのは
シャーリー・マクレーンの存在感であり
(魅力的な女性は決して歳をとらないのだ)
その転換点までの、退屈な荒唐無稽シーンの連続こそが
決してハッピーエンドとは言えない
終盤のリアルで日常的なエピソードを
見ごたえのあるドラマに昇華させている気がする

予告編


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Kick-Ass 2 [映画]

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R15+(成人指定一歩手前)は伊達じゃないのである
グロ・バイオレンスシーンの濃さと言葉遣いの下品さは
かなり酷かった前作をも超える勢いだ
スプラッター系に慣れていない人が鑑賞する場合
相当の覚悟が必要であり
ネタをネタとして楽しむ大人の分別と
客観的で冷静な判断力が要求される
家族と一緒に観るものでは決してない
(そんな家族があったら見てみたい)

とはいえ
ハチャメチャでやりたい放題だった1作目に比べ
鑑賞に堪えうる本格的な映画になったと思う

何より登場人物の内面を
丁寧に描写しているのだ
演じている役者さんたちの
子供でも大人でも
あったりなかったりする年頃の
若々しく曖昧な戸惑いと躊躇が
登場人物と重なる処が魅力である
これはヒロインだけでなく
主な登場人物に共通している

また重なるといえば
主人公たちの苦悩や
巻き込まれていく周りの人々の姿は
まさに今のイラクの混乱をまねいた
アメリカという国にさえ重なって見えてくる
世の中は少しは良くなったんだろうか

  人の首を切断した奴を誰が止めるの?
  They cut a guy's head off.
  Who else is going to stop them?

ヒロイン・ミンディの訴えるような声が耳に残る

また予算が1作目より少なかったらしく
(大作の食事代くらいだそうだ)
各所に手作り感が出ているのもいい
その一方で、録音技師が
レミゼでオスカーを取った人だったり
スタントが、ボンド映画や
バットマン映画に出た人だったりと
スタッフも優秀だ

evilな存在に圧倒される現実の中で
お手製のスーパーヒーローたちが本気で戦う
本作で本気になったのだ
お下劣なギャグてんこ盛りのテンポの良さの一方
陰惨な場面が存在するは必然なのだろう
そんなおバカで下品でぶっとんだ低予算映画を
優秀なスタッフ・キャストが真剣に懸命に
一場面一場面作りあげているその姿勢が
登場人物の弱さや繊細さを
さらに際立たせている気がする
そう、弱くて繊細だからこそ

  自分の人生を生きなきゃいけない
  This is your life.
  You've gotta live it.


興業的にいまいちだったとしても
コアな1作目のファンが離れていったとしても
その1作目を私に見返させたこの2作目を
私は高く評価したいと思う
いつか3部作揃った暁には
GWTWに匹敵する名作になるかもと
予感させるのである

補)
・この映画のディスクにある特典映像は
 作りが大変丁寧で見応えがある
・特にコメンタリーは、この作品に対する見方が
 変わるくらい楽しいので必見だ
・そのコメンタリーで考えさせられたのは
 役者さんも信頼関係が大事ということであった
・吹替ではまさかのメリーポピンズ・バートに再会
・1作目鑑賞は絶対条件

予告編


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大黒座は「風と共に去りぬ」 [映画]

史上最強映画という評判から
最初に観るならスクリーンで観たいとずっと思っていた
それがたまたま閉館直前のメモリアル上映で
私にとって最初で最後のシネフク大黒座という形でかなった
ポップコーン臭いこじゃれたシネコンではなく
福山の街に120年ものあいだ根付いてきた
昔ながらの映画館で観れたのはラッキーだったと思う
20140826cinefuku.jpg

1番大きなスクリーンで料金300円均一の自由席
入口のプレートが…まあもう言うまい
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映写室の入口
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【復刻カツサンド】
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昔、大黒座の隣にあったという
洋食屋さんの復刻カツサンド
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長時間の映画であって
ちょうどお昼前に休憩時間となった
すぐに売店の長蛇の列に並び
到着したばかりで
出来立てでまだ温かいカツサンドを購入
休憩中で何も映っていないスクリーンを眺めながら
20140827screen.jpg
ほとんどの観客がほおばるのだった

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ほんのり赤みが見えるお肉は
コクがあって柔らかく
上品で洋食屋さんらしいソースが
また美味しい
軽くトーストしたパンの耳まであるのが
食べごたえがあって強く印象に残った

【風と共に去りぬ】
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いやはや、なんとまぁ物凄い映画だろうか
この映像にこの音楽にこの俳優にこのスタッフ
壮大なスケールで歴史と戦争と男女の愛憎を描いた
休憩をはさんで4時間強にも及ぶ超大作映画でありながら

…なんだこの話?????…

で終わるという意味で物凄いのである
完全に置いて行かれてしまった
ポカーンである

【大河少女漫画映画】
はっきり言って女の子映画である
世紀の伊達男クラーク・ゲーブルさえ
振り回し切ってしまうほどだ
その相手としてヒロインとして
4時間もの間、男ども(と観客ども)を
振り回し倒したヴィヴィアン・リーは
最初のうち
ちっとも美人とは思わなかったけれど
映画に引き込まれるうちに
どんどん美人になっていった
これは、女優の魅力を引き出すことに関しては
右に出るものがいないといわれる
本作の当初の監督であり
あの「フィラデルフィア物語」の監督でもある
ジョージ・キューカーの演技指導もあったようだが
なにせ、ころころ変わる表情がたいそう魅力的なのだ
同じ女の子映画である、ラプンツェルやあなゆきにも
共通する魅力といえよう

【共感できまっしぇん】
今まで何度もここで
「共感ポイントが大事」であると
知った風に言ってきたけれど
この映画にはそれがほとんど無いのである
特にヒロインには全然感情移入できないのだ
本来そんなことありえないではないか
なのに観た途端
私のNo.1映画になってしまった

【自論:裏スクリューボール】
ゲーブルのカッコ良さが半端なかった
「或る夜の出来事」がその第1号といわれ
「赤ちゃん教育」や「フィラデルフィア物語」もそうだったのだが
この時代に流行った「スクリューボール・コメディ」を
物凄い俳優とスタッフで
物凄くお金をかけて、物凄く真面目に作ったら
この映画になるのではと、実は勘ぐっているのだ
そうでなくては
映画自体が飛び去っていくような
このチョー気持ちいい
「置いてけぼり感」が説明できない

こんな映画が作られることは
もうないだろう
その意味で史上最強間違いなしと
確信した次第である

つくづくだが
こんな映画をしれっと作っちゃうような国と
戦争なんかするものではない

上映は8/29まで
なお大黒座の千秋楽は8/31です

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Holiday in Fukuoka 2014夏 #2:Re "FROZEN" [映画]

ちょうどセルと同時にレンタルも
開始された直後なので
借りて帰ろうかなぁと、ちらと思ったのだ

で、里に帰ってみたらば
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妹がしっかり買ってしまっていた
あなゆき恐るべしなのだ

そこでまずクレームから言うと
なぜBDとDVDが一緒に入ってるのだろう
意味が分からない
あと、メニューが操作しづらく分かりにくい

で、まずボーナストラックから観たのだが
お、今のちょっと待ってと巻き戻し
まるで本に下線を引くように書き留めた言葉があった

【アンデルセンとディズニーの作品に共通している点】
   豊かで深みがあり
   時には暗い面を描きつつ
   笑いを忘れず
   別世界へといざなってくれる

 この「暗い面を描きつつ」の箇所に
 私は大いに共感するのである
 ディズニーの隠し味みたいなものだと思う
 だから悪どい商売っ気を垣間見せても
 納得してしまうのかも知れない
 (納得できるかっ!)

【W・ディズニーが部下に対し言ったこと】
  ここで働くのなら
  人々の期待以上の働きをしろ
  全力を尽くせ
  適当にごまかしたら
  お客さんは二度と来ない

 これこそがディズニーの
 エンターティンメントの真髄であり
 どんな仕事にも通じる精神である
 
 他人がどうのこうのというより
 まず自分の努力不足を
 恥じ入る私である
 (仕事ガンバロ…)

【その言葉をかけられたあとの部下の姿勢】
  永遠に喜ばれる最高のものを作ろうと奮闘していた

そして5月の小倉以来
テレビ画面で本編を再鑑賞したのだが
あれだけマスコミに
陳腐化されたにもかかわらず
「永遠に喜ばれる最高のもの」であることは
間違いないと再認識した

あと気づくのは
「パイレーツ・オブ・カリビアン」を
髣髴とさせる場面が多いこと
だから、あのドヤ顔のおっさんが
バルボッサとJスパロウで
れりごーを歌い始めたのは
意味があるのである

ちなみに、レリゴーの訳詞については
劇中の字幕のものが一番適切であろうと思う
もし日本語吹替版が
ありのーままのーであれば
それはもはや
自己実現が好きな人向けの別作品だ


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Saving Mr. Banks(ウォルト・ディズニーの約束) [映画]

映画「メリー・ポピンズ」が
実はおとーさん映画だったと知ったのは
この映画を観たからである

GW帰省中に観た映画はあなゆきだけではなかったのだ
しかもわざわざ福山で借りた「メリー・ポピンズ」を
家族全員で見て予習してから行ったのである

行った先はなんちゃってキャナルのリバーウォークではなく
本物のキャナルである(たいした違いは無い)
20140519canal.jpg
ついでにいうと、キャナルの天ぷら屋さんで
辛子明太子を買って大お嬢様に差し上げた
20140519takao.jpg
(店名に個人的に惹かれるものがあった)

ヒロイン役を蹴ったMストリープにケチを付けられたり
あなゆきの大ヒットの影に隠れたりで散々だったが
作品自体も演技も非常に素晴らしい作品である
レンタルで出たときはぜひご覧いただきたい
もちろん「メリー・ポピンズ」を先に観ることをお忘れなく
(観ると観ないとではかなり違う)

20140509mirbanks.jpg
この二人の影…両作品を見た後では
たまらないものがあるのだ
特に娘持ちのおとーさんは感慨深いだろう

やさしくて真面目で不器用だから世渡りが下手
甲斐性がないからお母さんに疎まれる
そんなおとーさんのことがずっと好きで
ずっと味方だった娘さんは、成長すると
やはり真面目で純粋過ぎる大人になって
世間との折り合いがあまり上手くなくて
誤解されやすく傷つくことが多いのではなかろうか
私の母がそうだった
いいなぁ…おとーさん思いの娘さんて

ちなみに次のディズニー映画はこれだそうだ
(11月7日アメリカで公開予定)

安月給なんだから…
少しは貯金にまわさせていただきたい

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メリー・ポピンズ [映画]

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【おとーさん映画】
「あなゆき」とか観て、つくづく
おんにゃによこ時代なのだな
オトコなんて要らないなと思ったのだが
ところがどっこい
おんにゃにょこにとって
おとーさんの影響はものすごいのであるぞよ
と、この映画は語っているのである(違うか)
メリー・ポピンズは、実は主人公ではないのだ
まあ、たしかに
威厳を失うことなく、風に乗って現れ颯爽と去っていく
その立ち振る舞いは、まるで父親のような男前ぶりだが
真の主人公はバンクスさんという
厳格なおとーさんなのである
テーマ曲ともいえる「チム・チム・チェリー」が
どこか哀愁を帯びているのも
おとーさんの哀愁に重なっているからだと
私は思う

【吹き替え王国スペシャル】
そもそも、ミュージカル映画は吹き替えでは観づらい
セリフだけでも、どれがどんなに素晴らしい出来でも
吹き替えはオリジナルとは別物と考えなければならない
まして歌である
たとえば、ビートルズの映画を(歌も)吹き替えでとか
考えてみただけでぞっとするじゃありませんか
(なんでビートルズかというと、劇中のマイケル坊やが
ポール・マッカートニーにクリソツなのだ)

しかし、この映画は限界を超えてしまった
その理由のひとつが、一時代を築き
日本に吹き替え文化を根付かせたレジェンド声優たちが
こぞって出演していることである
まず、なんといっても
主人公のおとーさん役が永井一郎であること
ニッポンのおーとーさんとも言える声優が
おとーさん中のおとーさんが
セリフの合間にちょくちょく歌い出すのだから
オリジナルとか、もうどうでもいいのである
(言い過ぎか)
さらに
滝口順平、納谷悟朗、八代 駿、天地 総子…
押しも押されぬ実力者ぞろいだ
銭形警部とプーさんが共演し、そこに
「ぶらり途中下車の旅」のナレーションがかぶる
みたいなものである
そして最後の一押しが
助演であり一番活躍する狂言回し役のバート
その声は(歌も)若かりしころの山寺宏一
この映画の世界が、そのまま
今の舞浜の世界につながっているかのようだ

一方メリー・ポピンズの声は
上手で違和感がないものの印象にとぼしい
でもそれでいい、それがいいのである
そっちのほうが感情移入し易いから
「あなゆき」の吹替版が個人的にいまいちなのは
その辺がある

【音楽】
限界を超えてしまったもうひとつの理由
それが劇中音楽の圧倒的な素晴らしさである
手がけたのはシャーマン兄弟
あの「小さな世界」を作曲した…といえば
HONDA軽のCMで調子ぶっこいてる広告屋も
少しはおとなしくなるだろう
この「メリー・ポピンズ」の楽曲で
アカデミー作曲賞,アカデミー歌曲賞を受賞した
どの曲も文句のつけようがない名曲ぞろいである
だからこそ、この映画は
ミュージカル映画として名作中の名作なのだ
字幕だろうが吹き替えであろうが関係ないのである

なぜ今までちゃんと見なかったのだろう
なぜ舞浜にライドもアトラクも商品もないのか
それになぜTSUTAYAでは、ディズニーでなく
洋画の「マ」のところにあるのか
疑問は尽きないのである

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