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本物は語らず:木本正次「小説出光佐三」 [読書]

昨年来、家族旅行や出張などで出かけていた
門司港や下関など関門海峡周辺が
出光佐三のゆかりの地だったのであるなと
尾道図書館で借りてきた因島図書館の蔵書本(1982年刊)を
ボギイでサンデーカレーを喰いながら読みつつ
感慨にふけった私なのであった
20150815idemitu.jpg
「出光は海賊だといえばいいよ」
と、いかにもキャッチーな
件のベストセラーの題名になった文章は
本筋に入る前のかなり初期の部分にあって
戦争中から軍と官の癒着に反抗し
戦後は石油カルテルと戦うなど
何度挫折しても人中心の経営を貫いた出光佐三の
真のクライマックスは敗戦後のどん底
61歳での再出発から日章丸事件へ
この「武装を持たない一民間企業が、
当時世界第二の海軍力を持っていたイギリスに
“喧嘩を売った”事件」(ウィキペディア)が圧巻である
そう、人を思う気持ちと国を思う気持ちは、本来同じベクトルのはずだ
真のグローバリゼーションは真のナショナリズムからしか
生まれないのではと気づかされる

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「小説出光佐三:燃える男の肖像」 木本 正次
(復刊ドットコム、2015,9 ISBN:978-4835452555)
今ならアマゾンでも書店でも注文すれば買える
ゲスなビジネス愛国作家とは全く異なる
真の愛国者の姿を
本物の本で確かめていただきたい

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