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壬生義士伝(みぶぎしでん):「レ・ミゼラブル」の感動 と 「パルプ ・フィクション」の巧妙 [読書]

その世界観に慣れはじめると
すごく面白くて一気に読んでしまった
一気に読むには少々量が多かったかな
はぁくたびれた

読後の感想は、ひとことでいえば
新撰組版「レ・ミゼラブル」である
単に歴史の一ページをひも解くだけでなく
世の中の、今も昔も変わらない
組織や人間関係の難しさや非条理に翻弄される
弱い立場の人間の苦しみに涙し
弱いながらもけなげに立ち向かう姿にまた涙する
ともかく涙なしには読めない壮大な物語であって
壮快感やカタルシスは得られないかもしれないが
読まなきゃ良かったと思う事は決して無い

ただし新撰組の話なので
壮絶で血生臭さい場面は避けられない
だがそこは読書のいいところ
想像力さえ働かせれば
その世界を限りなく広げる事もできれば
見たくないものを柔らかく包み隠すことも可能なのだ

そもそもこの本を読むことになったのは
昨今人気の「永遠のゼロ」という作品の構成が
この作品にそっくりだという話を聞いたからである
たしかにこの「壬生義士伝」の構成は変っていて
さしずめ小説版「パルプフィクション」だろうか
慣れるまで少し時間がかかったのはそのせいか
 
20130221mibugi.jpg
浅田次郎「壬生義士伝 上 ・下」(文書文庫)

実はまだ、読むきっかけとなった
「永遠のゼロ」をまだ読んでいない
さあどうなるだろう、我ながら楽しみである
 
 

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